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ドイツとスペインは接種量が低いためワクチンの配布量を減らし、できれば製造メーカに超過分を返却したいと考えている。そのためメーカの利益に打撃を与える可能性がある。
ドイツ保健省は木曜日、ドイツの州政府の一部が英国のグラクソスミスクラインとワクチン配布量を減らすことについて交渉中であるが結論にはまだ至っていないと伝えた。
ドイツ連邦政府は1月に、余剰分の一部について、入手に興味を示す可能性のある他の国々と交渉を開始する予定である。ドイツは今月初旬、200万回分以上のワクチンを需要が少ないため売却したいと述べていた。
スペインの厚生相Trinidad Jimenezは、未使用のワクチンの返却について製薬会社と協議していると述べた。
マドリードの保健省当局は、スペインは、余剰ワクチンを供給者に返却し、薬局で売るか、他のヨーロッパ連合の国の予防接種プログラムで使うよう送ることを考えていると述べた。
当局によると、保健省はGSK、ノバルティス、サノフィ・パスツールとの契約のなかで条項を設け、必要でなかった場合に余剰分のワクチンを返却する可能性を見込んでいたという。
「その時の予防接種の予測は、1人あたり2回の接種を根拠にしていたが、実際はそうでないことがわかってきた」現在、世界中の保健衛生当局により、大人は1回の接種で十分だと考えられている。
ドイツは5000万回分をグラクソに発注し、スペインはノバルティスから2200万回分、グラクソから1470万回分、サノフィから40万回分購入している。
モルガンスタンレーのアナリストによると、ドイツとスペインの余剰分の返却により、これらの企業は最高15%の減益のリスクがあるという。製薬会社の広報たちは、ドイツとスペインの動きについてコメントは差し控えている。


元記事- - - - - - - - - - -
http://www.reuters.com/article/idUSTRE5BG2PD20091217
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