大分県70代女性

・デンカ生研/S1-B（接種ワクチンメーカー/ロット番号）

▼新型インフルワクチン接種後の死亡例

肺に疾患があって県内の病院に入院していた７０歳代の女性が、新型インフルエンザのワクチン接種後に死亡したことが、厚生労働省に報告されました。新型インフルのワクチン接種後の死亡報告は、全国で１０例目、県内では初めてです。

厚生労働省では、今回「もともとの病気である肺の疾患で死亡した可能性が高いと考えられるがワクチン接種との関連については、全く否定できない」と評価しています。

亡くなった女性は、呼吸が困難になる「慢性閉塞性肺疾患」通称「ＣＯＰＤ」と呼ばれる病気と、血圧が異常に高くなる「肺高血圧症」を患い先月初めから県内の病院に入院していました。女性は、今月１６日に新型インフルエンザワクチンを接種。１８日午後２時半ごろ容態が急変し死亡したということです。厚生労働省では、あさって副反応に関する検討委員会を開いて、ワクチン接種と死亡事例の因果関係などを調べることにしています。

今月１６日からは、持病のある小学４年生から中学３年生までの子どもを対象に新型インフルエンザのワクチン接種が始まっていて、１歳から６歳の幼児が来月上旬、小学１年生から３年生は来月中旬から、接種が受けられるようになっています。
今回の死亡事例と接種との因果関係などを含めて、県では今後も速やかな情報提供を行なっていきたいとしていて、冷静な対応を呼びかけています。

http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD11190011403.html