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ウイルスを吸い込んで、発症する人vs平気な人

医師がマスクなどの個人防護具をせずにインフルエンザ患者を診療してしまった場合、後日インフルエンザを発症する医師としない医師がいます。生活を共にする家族の場合は、誰かがインフルエンザにかかると一家全員に感染している可能性が高いですが、この場合も全員発症するとは限りません。

もちろん、非常に運がよくインフルエンザウイルスを吸い込まなかった可能性もあります。しかし、仮にインフルエンザウイルスを呼吸器から吸い込んでいても、ウイルスを鼻や喉の粘膜の細胞に取り憑かせなければ、発症せずに済んで「不顕性感染」となる事があるのです。

人体でインフルエンザウイルスと最初に対峙するのは「呼吸器粘膜」。ここにウイルスをブロックする力があれば、周りにいくらインフルエンザ患者がいても、自分は発症せずに済む可能性を高められます。具体的な方法を解説しましょう。


免疫記憶がなくてもウイルスと闘う方法

一度でも類似したウイルスに感染していれば、人間の体には免疫記憶ができます。喉や鼻の粘膜中にも抗体が分泌されるので、ウイルスを吸い込んでも呼吸器粘膜の段階で感染を防いでくれる可能性があります。これは季節性インフルエンザには有効な話。一方で新型インフルエンザのような新しいウイルスに対しては、多くの人が免疫記憶を持ってないはずなので、抗体の活躍を期待することができません。

ここで覚えていただきたいのが、「抗菌蛋白質」の存在です。実はウイルスと闘うのは抗体だけではなく、「抗菌蛋白質」も重要なのです。

・抗体……一度来た敵を記憶する。誘導ミサイルのようなもので、特定の病原体を迎え撃つ
・抗菌蛋白質……機関銃のようなもので、細菌や真菌(カビ)、ウイルスを迎え撃つ

つまり、抗菌蛋白質は免疫記憶によって特定の病原体を迎え撃つわけではなく、初めて体内に侵入してきたものも病原体として攻撃することができるのです。もともと体に備わっている「自然免疫」である抗菌蛋白質の力を強めることで、新しいウイルスにも対抗できる可能性があります。


抗菌蛋白質を強化する方法

抗菌蛋白質には複数の種類がありますが、そのうちの一つの合成にはビタミンDが関係していることが近年わかってきました。

つまりビタミンDをしっかり摂取することは予防につながるということです。ビタミンDは、主に日光浴と食事で増やすことができます。

紫外線によって皮膚で合成されるビタミンD量は、日照時間に左右されます。日照時間が減る冬場はビタミンDの血中濃度が減少することが判明しているので、そもそも冬場にインフルエンザを始めとする呼吸器感染症が増えるのは、日照時間のためではないかとも考えられています。

もともとのビタミンDの血中濃度が高い人は、低い人と比較して呼吸器系感染症の感染率が低いこともわかっています。


食事から効果的にビタミンDを摂る方法

食物から摂れるビタミンDには、ビタミンD2と動物由来のビタミンD3があります。ビタミンD2はキノコ類、特に生のキノコより紫外線を浴びた干したキノコ類に多く含まれています。中でも、身近な食材で非常に含有量が多いのはキクラゲ。また、動物由来のビタミンD3は魚類に多く含まれています。海の幸でも背骨のない海老・蟹、蛸・烏賊、貝類には含まれていません。

和食の場合、干しキノコも魚類も取り入れやすい食材ですね。これからの季節なら、キノコ類を入れた魚介鍋というのもよいかもしれません。せめて一日一品、魚がメインの献立を選ぶのがオススメです。


【転載元】
■免疫がなくても有効!?インフルエンザ予防にビタミンD - [インフルエンザ] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/19255/

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