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掲載2009年12月12日

内容紹介・訳者メモ

WHOと製薬会社のつながりを具体的に知ることのできる若干スキャンダラスな内容です。

オスターハウス個人の話題とは別に、WHOの運営資金は加盟国政府の拠出金でなされるのが当然ですが、過去10年間に「官民提携」(公私混同?)政策(public privatepartnerships)ということで、私企業からの賛助金が大きな割合を占めるようになったという箇所も注目です。このマネーの流れの意味。WHOは政府機関ではなく、私企業の広告機関ということに事実上なります。世界諸国から補助金が支給されている営利企業と考えれば、その行動も理解できるでしょう。

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WHOのミスター・インフルエンザが醜い利害絡みで調査対象に

WHO ‘Dr Flu’ under investigation for gross conflict of interest

F・ウィリアム・イングドール

By F. William Engdahl

(engdahl.oilgeopolitics.net)

2009年12月8日

翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo

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「ドクター・インフルエンザ」の異名を持つ男、エラスムス大学(オランダ、ロッテルダム)のアルバート・オスターハウス(AlbertOsterhaus)は、豚インフルエンザ=2009年A(H1N1)型インフルエンザの世界大流行ヒステリーの中心人物であるとオランダのマスコミに名指しされている。オスターハウスは、医薬マフィアといわれる国際ネットワークのつなぎ役であるだけでなく、インフルエンザに関しては彼こそがWHOの鍵となるアドバイザーであり、H1N1を予防すると称されているワクチンに密接に関係し巨額の個人的利益を得る立場にあるのだ。

今年早くオランダ議会下院は、有名なオスターハウス博士に利益相反と財政上の不正があるという申し立てを受けて調査に着手した。このオスターハウスの営利活動に対するセンセーショナルな調査に関しては、オランダ国内のマスコミを除けば、イギリスの雑誌『サイエンス』に小さな記事が載っただけだった。

オスターハウスの専門分野における信用と技能が問われたわけではない。『サイエンス』誌の短い記事によると、問題になったのは、豚インフルエンザ・パンデミックで利益を得る可能性のある企業の利害と結びついていたことである。2009年10月16日号の『サイエンス』誌はオスターハウスについて次の短い記述を掲載している。

この半年間というもの、オランダでテレビのスイッチをつければ必ず、ウィルス退治で有名なアルバート・オスターハウスが画面に現れ、豚インフルエンザ・パンデミックの話をしているといった状態だった。エラスムス医療センターで国際的に名高いウィルス研究所を運営するオスターハウスは、ミスター・インフルエンザと言われてきた。しかし先週、ワクチン開発に彼の個人的利益が絡んでおり、そのためにパンデミックの恐怖を駆り立てたことが申し立てられると、彼の名声は急降下した。本稿執筆段階で、オランダの下院は、本件についてまさに緊急討議を予定に入れたところだ。【脚注1】

2009年11月3日の時点では、オスターハウスは、何とかダメージを取り繕っているようである。『サイエンス』のブログの最新記事によると、「オランダ下院は今日、ロッテルダムのエラスムス医療センターのウィルス学者アルバート・オスターハウスと政府のあらゆる関係を断ち切るよう求めた動議を却下した。オスターハウスは、政府のアドバイザーとしての役割に利益相反があると申し立てられていた。しかし、そんな中、オランダのアブ・クリンク保健大臣は、科学者に企業との金銭的な関係の情報公開を強制する「サンシャイン法」を発表した。【脚注2】

その後、オスターハウスの個人的な友達【脚注3】といわれるアブ・クリンク保健大臣は、オスターハウスはH1N1ワクチンに関して同省にアドバイスする多くの科学者の一人に過ぎないこと、そして、保健省はオスターハウスの金銭的利害を「知っていた」ことを、保健省のホームページで述べている。【脚注4】単に科学と公衆衛生を追求していただけで、何もおかしなことはないかのように思えた。

もっとオスターハウス事件を注意深く調べれば、この世界的に名高いウィルス学者は、未検証のワクチンで人間を事実上のモルモットにし、死亡や重篤な身体麻痺・損傷に陥る症状が発生している何十億ユーロもの巨大なパンデミック詐欺のまさに中心にいたかもしれないことが明らかになってくる。

鶏糞ペテン

アルバート・オスターハウスは雑魚ではない。彼は、香港の謎のSARSの死亡(現在のWHO事務局長マーガレット・チャンが地方の衛生職員としてキャリアの原点を築いたのはそこだった)以来、過去十年の主要なウィルス・パニックの世界的中枢にあり続けてきた。欧州委員会での公式な略歴によると、オスターハウスはSARS(重症急性呼吸器症候群)のパニックが最高潮に達していた2003年4月に香港で発生した呼吸器系疾患を調査する仕事に関わっている。EUの報告書には「彼は再び深刻な問題に迅速に立ち向かう技能を披露した。三週間もしない内に、彼は病気の原因をジャコウネコなど肉食獣やコウモリに棲息する新発見のコロナウィルスであると証明した」とある。【脚注5】

SARSが視界から消えると次に、オスターハウスは彼がH5N1鳥インフルエンザと言い張ったものの危機を宣伝し始めた。彼は、香港で鳥と直接触れた(とオスターハウスが突き止めた)三歳児が死亡したのを受けて、1997年には既に警告を鳴らし始めていた。オスターハウスは、オランダを始め欧州全域に向けて本格的なロビー活動を開始し、鳥インフルエンザの致死的な突然変異が人間に襲いかかった、徹底的な対策が必要だと吹き回った。H5N1が人間に転移しうることを世界で初めて示した学者が自分であるとオスターハウスは言っている。【脚注6】

2005年10月の鳥インフルエンザの恐怖に関するBBCのインタビューで、オスターハウスは「もしもウィルスが本当に突然変異して、人間から人間に感染するようなことになれば、状況は一変する。我々はパンデミックの前夜にいるのかもしれない」と公言している。そして「大量の鳥がこのウィルスをはるばるヨーロッパまで運んでくる可能性が現実にある。本当に危険はあるが、現時点でどれだけ危険かを予測することは誰にもできない。実験したことがないからだ」とも言っている。【脚注7】実際に突然変異したわけではなかったが、彼は「実験をする」準備を整えていた。恐らくべらぼうに高い報酬で。

自ら描いた恐怖のパンデミック・シナリオを鼓舞するために、オスターハウスとロッテルダムの研究仲間は、もっと科学的な議論を組み立てようと、熱心に鶏糞の標本を集めて冷凍し始めていた。一年の内の一定期間には、欧州の鳥の最大30%が致死的な鳥ウィルスH5N1のキャリアとして活動するとオスターハウスは主張した。また、養鶏農家は仕事中にウィルスに暴露するとも言っていた。オスターハウスは忠実に彼の警告を書き留めるジャーナリストに、かいつまんで要点を話していた。政治家も警戒するようになった。オスターハウスは、遥か遠くのアジアで彼がH5N1と名付けたもので死亡しているが、恐らく致死的な病気に感染した鳥の翼に乗るか内蔵に入った状態でヨーロッパにもやってきていると論文に書いて問題提起した。彼は、渡り鳥が致死的な新型疾患を遥か西のリューゲン島(ドイツ)やウクライナまで運んできていると主張したのである。【脚注8】このときオスターハウスは、渡り鳥は東から西へというより、どちらかといえば北から南に移動するという事実は都合良く無視している。

オランダの獣医が発病・死亡した2003年に、オスターハウスの鳥インフルエンザ警告キャンペーンは本格的に飛び立った。獣医の死はH5N1が原因だとオスターハウスは主張した。そしてオランダ政府に何百万羽という鶏を殺処分するよう説得した。だが、H5N1に感染したとされた人で他に死亡した例はなかった。それは先手を打って鶏を処分したのが奏功したことの証拠に他ならないとオスターハウスは言っていた。【脚注9】

オスターハウスは、鶏の糞が感染源だと主張していた。人や他の鳥に、空から糞が落ちて感染するというのだ。これが致死的な新型のH5N1型・鳥インフルエンザの感染媒体だと彼は言い張った。

多種多様な鶏の糞の冷凍標本が大量に集まったところで、一つだけ問題があった。オスターハウスとその仲間が集めて研究所で冷凍した糞には、まったくH5N1ウィルスの見本が発見されなかったのである。国際獣疫事務局(OIE)の2006年5月の会議で、オスターハウスとエラスムス大学の同僚は、彼らが熱心に保存した10万件の鳥の糞の標本を検査しても、たった一つのH5N1ウィルスさえも発見できなかったことを認めざるをえない状況に追い込まれた。【脚注10】

「鳥インフルエンザ、ヒトと動物の接点」と題されたWHOの2008年ベロナ会議のとき、明らかに一般大衆よりもパンデミックへのアピールに冷ややかな態度の科学者たちを前にしたプレゼンテーションで、オスターハウスは「現時点で入手した情報だけでは、新たなパンデミックの原因としてH5N1の危険性を適正に評価することは不可能である」と認めている。【脚注11】だが、そのときには既にオスターハウスの視界には、彼のワクチン接種事業に役立つパンデミックを招くべき次の原因がしっかりと入っていた。

豚インフルエンザとWHOの腐敗

鳥インフルエンザによる大量の死者は現実化しなかったが、危険で効き目がないとされた抗ウィルス薬(ロシュのタミフル、グラクソスミスクラインのリレンザ)を諸国の政府が備蓄したことによって、ロシュ(タミフルのメーカー)とグラクソスミスクラインが何十億ドルもの利益を手に入れると、オスターハウス他のWHOアドバイザーは新たな収入源探しに頭を切り替えた。

2009年4月にはその苦労が報われたようだ。メキシコのベラクルズ州の小さな村ラグロリアで、幼い子供が「豚インフルエンザ」あるいはH1N1と診断される病気にかかったことが報告された。事務局長マーガレット・チャン博士の地球規模パンデミックの危険があるかもしれないという声明を合図に、ジュネーブのWHOの品の無い性急なプロパガンダ装置が動き始めた。

チャンは、「国際的懸念を伴う公衆衛生の緊急事態」宣言を意味するものとして、このようないい加減な発言をした。【脚注12】その後のラグロリアでの発病症例について、ある医療系のホームページには「急性呼吸器感染症の奇妙な発生であり、小児科では気管支肺炎になった症例もある。地元住民によると、症状には熱、ひどい咳、大量の痰があるという」と報告されている。【脚注13】

こうした症状は、米国スミスフィールド社が所有するラグロリアの世界最大級の集中給餌型養豚工場が近隣にあることを考えれば納得もできるというものだ。住民たちは、糞尿等の廃棄池を原因とする深刻な呼吸器系障害について苦情を訴えるため、スミスフィールドの養豚工場に何ヶ月も抗議行動を行っていた。このラグロリアの本当の病気の原因と考えられるものは、当然、オスターハウスたちWHOアドバイザーにとっては興味の湧くものではなかった。2003年に中国広東省のSARSに関わったとき以来、オスターハウスが予測し続け待ちに待ったパンデミックが、ようやく今、手の届くところにやってきたのだ。

2009年6月11日、WHOのマーガレット・チャンは、H1N1インフルエンザの拡大を考慮し、フェイズ6「パンデミック緊急事態」を宣言した。おかしなことに、宣言を発表するとき「現時点の確認内容では、患者の圧倒的多数は軽い症状でまったく治療も必要ないことが多く、速やかに完全回復しています」と述べている。「世界的に、死亡者数は限られています(略)重篤もしくは致命的な感染数が突然急上昇することも想定していません」とも述べている。

後に判明したことがが、チャンは、WHO内部の熱い議論を受けて行動していた。それはWHOの科学アドバイザー集団、SAGE(戦略的アドバイスを行う専門家集団)の助言に基づいていた。SAGEのメンバーの一人(当時も現在も)に、ミスター・インフルエンザのアルバート・オスターハウス博士がいた。

オスターハウスは、パニックを誘発するようなWHOパンデミック緊急事態宣言を唱道するキー・ポジションにいただけではない。彼は、「インフルエンザの流行による被害と格闘するため、インフルエンザに関する一級のオピニオンリーダーからなる総合的専門家集団」と自称する有力な民間機関ESWI(インフルエンザに関するヨーロッパ科学作業部会)の議長でもあった。オスターハウスのESWIは、自ら述べている通り、「ジュネーブのWHO、ベルリンのロベルト・コッホ研究所、米国のコネティカット大学の間」をつなぐ極めて重要な組織である。

ESWIに関してさらに重要なのは、その事業は完全に医薬マフィア企業(WHOのパンデミック宣言で世界中の政府がワクチンの買いだめを強要されることにより何十億ドルも儲ける企業と同じ)によって資金提供されていることである。ESWIへの資金支援会社には、H1N1ワクチンメーカーのノバルティス(Novartis)、タミフルの販売会社ホフマンラロシュ(Hofmann-La Roche)、バクスター(BaxterVaccines)、メドイミューン(MedImmune)、グラクソスミスクライン(GlaxoSmithKline)、サノフィパスツール(Sanofi Pasteur)などが名を連ねている。

まとめると、アルバート・オスターハウス博士は、世界一流のウィルス学者であり、英国政府とオランダ政府のH1N1公式アドバイザーであり、ロッテルダム・エラスムス大学医療センターのウィルス学部長であり、WHOのエリート集団SAGEのメンバーであり、医薬品産業が資金提供するESWIも主宰している。これらが代わる代わる世界にワクチンを打たせるため大がかりな手段をとるよう急き立てた。1918年の恐怖のスペイン風邪大流行に匹敵するものになると宣伝した新パンデミックの重大な危険に備えるためと称してである。

ウォール街の金融業者JPモルガンは、主としてWHOのパンデミック決定の結果、巨大製薬会社(オスターハウスのESWI事業への資金提供者)は75億から100億ユーロの利益を手に入れる立場にあると推定している。【脚注14】

WHOのSAGEの同僚メンバーに、イギリスのウェルカムトラスト(WellcomeTrust)のフレドリック・ハイデン博士がいる。彼はオスターハウスの親友であると言われている。ハイデンも、H1N1パニック関連商品を製造する巨大医薬品企業の内、ロシュとグラクソスミスクラインから「助言」業務の報酬を受け取っている。

WHOのSAGEの議長は、別のイギリス人学者で英国保健省のデービッド・ソールズベリー教授である。ソールズベリーはWHOのH1N1アドバイザー・グループも率いている。医薬品産業の頑強な擁護者だ。彼は、ガーダシル・ワクチンと痙攣(さらには死亡も)の関係だけでなく、ワクチンと子供の自閉症の爆発的増加の立証済みの関係も隠蔽しようとしたため、イギリスの市民健康団体ワンクリック(OneClick)に訴えられたことがある。【脚注15】

その同じソールズベリーが、2009年9月28日に「科学界では極めて明確に認識されているが、成分にチオマーサルを加えても危険性はない」と述べている。イギリスで使用されているH1N1ワクチンは、主としてグラクソスミスクライン製であり、水銀の保存料チオマーサルが入っている。米国ではチオマーサル入りのワクチンが子供の自閉症と関係している可能性があることを示す証拠が続々と出ているため、1999年、アメリカの小児科学会と米国公衆衛生局はワクチンから除去するよう指示している。【脚注16】

さらにSAGEの別のメンバーで、WHOへのSAGE勧告で利益を得るワクチン・メーカーと親密な金銭的結びつきのある人が、アーノルド・モント博士(Dr. ArnoldMonto)である。彼はワクチン・メーカーのメドイミューン、グラクソ、ビロファーマ(ViroPharm)にコンサルタントとして雇われている。【脚注17】

また更に、「中立的」科学者から成るSAGEの会議には、「オブザーバー」も参加する。そのオブザーバーこそがまさにワクチン・メーカーそのものであり、グラクソスミスクライン、ノバルティス、バクスターである。SAGEがインフルエンザとワクチンに関して世界をリードする専門家集団であるならば、なぜワクチンのメーカーの参加を要請する必要があるのかと聞きたくなる。

過去十年の間に、WHOは、自由に使える資金を増やすため「官民提携」と呼ぶ方策を採用している。当初の目的に沿った形で国連加盟の政府のみから資金を受け取るのではなく、今日のWHOは通常の国連予算の二倍近い金額を私的業界からの助成金・資金支援の形で受け取っている。業界? まさに2009年6月のH1N1パンデミック緊急事態宣言のような決定で利益を受ける医薬品・ワクチンメーカーである。WHOの官僚組織を支える主な資金提供者として、当然ながら医薬マフィアとその仲間は、ジュネーブで「ドアを開けて赤い絨毯で厚遇」されることになる。【脚注18】

ドイツの『デア・シュピーゲル』誌のインタビューで、コクラン共同計画(中立系の科学者の組織でインフルエンザ関連の評価研究を行っている)の疫学者トム・ジェファーソン博士は、WHOの民営化と衛生行政の商業化について語っている。

このインフルエンザ(そしてインフルエンザ物語全体)の普通でないところは、毎年のように予測する人がいて、毎年悪化しているところだ。今まで予測通りに実際に発生したことは一度もないが、それでもまた同じ人が予測を繰り返している。例えば鳥インフルエンザでは我々全員が死ぬことになっていたが、実際はどうだっただろう?何も起きなかった。しかしそれでも予測する人たちは相変わらず続けている。何だか産業全体がパンデミックが発生するのを待ち侘びているような気さえすることがある。

(シュピーゲル誌)誰のことを話してますか?WHO?

(ジェファーソン)WHOだけでなく、公衆衛生行政、ウィルス学者、医薬品企業。近い将来のパンデミックを巡って歯車を築き上げている。それに巨額の金、権力、ポスト、組織全体が絡んでいる。そして必要なのは、インフルエンザ・ウィルスのどれか一つが突然変異することだけ。それだけで歯車が回り始める。」【脚注19】

WHOはH1N1ワクチンと医薬品の巨大な市場を作るために意図的にパンデミック緊急事態宣言をしたのかと質問され、ジェファーソンはこう答えている。

WHOがパンデミックの定義を変えた事実には注目すべきものがあると思いませんか? 前の定義では、新型ウィルスであること、感染拡大のスピードが速いこと、人々が免疫を持っていないこと、疾病率・死亡率が高いものだった。今の基準だと最後の二つが抜け落ちている。だから豚インフルエンザはパンデミック基準に合致することになった。【脚注20】

都合の良いことに、WHOは新パンデミック基準を2009年4月に発表している。SAGEやドクター・インフルエンザのアルバート・オスターハウス、デービッド・ソールズベリーなどからのアドバイスを受けて、A(H1N1)型インフルエンザと呼ぶことにしだ軽い病気のことを、パンデミック緊急事態と宣言するのにちょうど間に合うタイミングだった。【脚注21】

脚注にある12月8日のワシントンポストは、世界的パンデミックのH1N1の重篤性(がないこと)に関する記事で「米国ではH1N1感染の第二波が頂点に達したが、主要な疫学者たちは、現代医学がインフルエンザ発生の記録を取り始めて以来、このパンデミックは最も被害の軽い記録になりそうだと予測している」と報じている。【脚注22】

ロシアの国会議員で下院衛生委員会の議長イーゴリ・バリナウ(IgorBarinow)は、医薬品産業によってWHOが芯から腐っている証拠が次々と出ていることについて公式な調査を命令するよう、ジュネーブのWHOにいるロシア代表に求めた。「WHO内部には腐敗について憂慮する声がある」とバリナウは言う。「緊急に国際調査委員会を立ち上げる必要がある」【脚注23】

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原文の紹介

WHO ‘Dr Flu’ under investigation for gross conflict of interest(著者より直接入手)

F.William Engdahl ホームページ http://www.engdahl.oilgeopolitics.net/

脚注

[1]Martin Enserink, In Holland, the Public Face of Flu Takes a Hit, Science, 16 October 2009:Vol. 326. no. 5951, pp. 350 – 351; DOI: 10.1126/science.326_350b.

[2]Science, November 3, 2009, Roundup 11/3 The Brink Edition, accessed on http://blogs.sciencemag.org/scienceinsider/2009/.

[3]Article from Dutch, De Farma maffia Deel 1 Osterhaus BV, 28 November 2009, accessed in http://hetonderzoek.blogspot.com/...osterhaus-bv.html.

[4]Ministerie van Volksgezondheid, Welzijn en Sport, Financi?le belangen Osterhaus waren bekendNieuwsbericht, 30 september 2009, accessed in http://www.minvws.nl/nieuwsberichten/pg/2009/osterhaus.asp.

[5]European Commission, „Research“, Dr Albert Osterhaus, accessed in http://ec.europa.eu/research/profiles/index_en.cfm?p=1_osterhaus.

[6]Ibid.

[7]Jane Corbin, Interview with Dr Albert Osterhaus, BBC Panorama, 4 October, 2005.

[8]Karin Steinberger, Vogelgrippe: Der Mann mit der Vogelperspektive, Seuddeutsche Zeitung, 20 October, 2005, accessed in www.seuddeutsche.de panorama/8/373818/text/.

[9]Ibid.

[10]Schweinegrippe―Geldgieriger Psychopath Ausl?ser der Pandemie?, accessed in http://polskaweb.eu/vater-der-neuen-grippen....

[11]Ab Osterhaus, External factors influencing H5N1 mutation/reassortment events with pandemic potential, OIE, 7-9 October 2008, Verona, Italy, accessed in http://www.oie.int/eng/info_ev/en_verone.htm.

[12]WHO Health Advisory, April 2009, accessed in http://www.swine-flu-vaccine.info/.

[13]Biosurveillance, Swine Flu in Mexico- Timeline of Events, April 24, 2009, accessed in http://biosurveillance.typepad.com/biosurveillance....

[14]Cited in Louise Voller, Kristian Villesen, St?rk lobbyisme bag WHO-beslutning om massevaccination , Information, Copenhagen, 15 Nov 2009 accessed in . http://www.information.dk/215355.

[15]Jane Bryant, et al, The One Click Group Response: Prof. David Salisbury Threatens Legal Action, 4 March, 2009, accessed in http://www.theoneclickgroup.co.uk/...%20One%20Click.pdf.

[16]Prof. David Salisbury cited in,Swine flu vaccine to contain axed additive, London Evening Standard, 28 September 2009, accessed in . http://www.gulf-times.com/...

[17]Louise Voller et al, op. Cit.

[18]Bert Ehgartner, Schwindel mit der Schweinegrippe Ist die Aufregung ein Coup der Pharmaindustrie? Accessed in http://www.profil.at/...coup-pharmaindustrie.

[19]Tom Jefferson, Interview with Epidemiologist Tom Jefferson: 'A Whole Industry Is Waiting For A Pandemic' Der Spiegel, 21 July 2009, accessed in http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,637119,00.html.

[20]Ibid.

[21]Louise Voller, Kristian Villesen, Mystisk ?ndring af WHO's definition af en pandemi,Copenhagen Information, 15 November 2009, accessed in http://www.information.dk/215341.

[22]Rob Stein, Flu Pandemic Could Be Mild, Washington Post, December 8, 2009.

[23]Polskanet, Russland fordert internationale Untersuchung, 5 December 2009, accessed inhttp://polskaweb.eu/vater-der-neuen-grippen...


元記事 為清.com- - - - - - - - - - - - - - -

http://tamekiyo.com/documents/W_Engdahl/osterhaus.html

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