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70代女性
・化学及血清療法研究所/SL04B(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 経緯
平成21年11月20日午前11時20分頃、新型インフルエンザワクチン接種後の副反応報告書において、死亡事例の報告があった。
(2) 事例
70歳代の女性。16年前から血液透析治療中の患者。
11月19日、血液透析後、午後1時30分頃に透析を行った反対側の腕に新型インフルエンザワクチンを接種。30分以上安静後に帰宅。同日5時すぎ、家人に倒れているところを発見され、救急搬送、心肺蘇生措置を行うも、死亡が確認された。
80代男性
・化学及血清療法研究所/SL01A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 経緯
平成21年11月19日午後18時10分頃、新型インフルエンザワクチン接種後の副反応報告書において、死亡事例の報告があった。
(2) 事例
80歳代の男性肺がん患者(肺扁平上皮癌Ⅳ期※)。
11月18日午後3時頃新型インフルエンザワクチンを接種。同日午後11時頃起き上がれずに座り込んでいた。血液の酸素飽和度(SpO2)89-90%であったため、酸素吸入を3L/分から4L/分に増加。会話は可能であった。その後、酸素吸入を継続し、血液の酸素飽和度(SpO2)90-94%程度に維持されるも、11月19日午前5時45分、心電図等に乱れがみられ、同日午前6時10分頃、心拍数が40~50に急激に低下。心・呼吸停止に至り、同日午前9時10分に死亡が確認された。なお、患者の血液の酸素飽和度(SpO2)はワクチン接種前後を通じてこのような状態であったとのこと。
※Ⅳ期:原発巣である肺の他に、脳、肝臓、骨、副腎などの他臓器に転移をおこしている状態。
毎日新聞 2009年11月20日 21時32分
厚生労働省は20日、医療従事者約2万人を対象にした新型インフルエンザワクチン副作用調査の中間報告をまとめ、入院相当の6人を含め424人に接種後の異常(有害事象)が見られたと発表した。因果関係が疑われると医師が判断したのはうち337人で、後遺症が残る事例はなかったとしている。
入院相当の異常は▽意識低下▽嘔吐(おうと)・吐き気▽両足の筋肉痛--など。その他の報告は、接種1週間以内の高熱が39件、3日以内のじんましんが28件。異常には当たらないが、接種した部位が赤くなる反応は54%、頭痛は14%にみられた。
また2万人調査とは別に、ワクチン接種を受けた基礎疾患のある高齢者3人の死亡が新たに報告され、接種後の死亡は計13人になった。厚労省は21日に専門家検討会を開き、調査結果などを踏まえたワクチンの安全性を改めて議論する。【清水健二】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091121k0000m040122000c.html
▼【新型インフル】34歳男性死亡 成人男性では初 春日部
埼玉県は20日、新型インフルエンザに感染した春日部市の無職の男性(34)が死亡したと発表した。県によると、新型インフルエンザによる死者は疑い例も含め県内4人目で、成人男性では初めて。全国では69人目。
県によると、男性は17日に発熱し、18日に救急車で病院に搬送されてタミフルの治療を受けた。19日未明に容体が急変し、同日午後5時半すぎに死亡が確認された。20日に遺伝子検査で新型インフルエンザと判明した。死因は急性呼吸不全だった。男性には高血圧の基礎疾患があった。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/091120/stm0911201904016-n1.htm
・化学及血清療法研究所/SL02A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 経緯
平成21年11月19日午後3時50分頃、新型インフルエンザワクチン接種後の副反応報告書において、死亡事例の報告があった。
(2) 事例
90歳代の男性。数年前に脳出血の既往により、胃ろう設置術※1を受けており、現在脳出血後遺症、並びに誤嚥(ごえん)性肺炎※2を繰り返される患者。11月18日午後2時頃新型インフルエンザワクチンを接種。同日午後7時に嘔吐。11月19日大量嘔吐があり窒息。呼吸・心停止に至る。挿管の上、人工呼吸、心マッサージ等施行するも、同日午前9時27分に死亡が確認された。
※1 胃ろう設置術:口から食事がとれない、うまく飲み込めずに肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れるためのチューブを設置すること。
※2 誤嚥性肺炎:食事をうまく飲み込めない、あるいは嘔吐などにより、食事が気管・肺に入って起きる肺炎。