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80代男性
・化血研SL02B(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 事例
80歳代の男性。慢性腎不全にて血液透析、肝細胞癌、認知症の基礎疾患を有する患者。
12 月1 日、新型インフルエンザワクチン接種。同日、継続投与していたハロペリドールを2 倍に増量した。12 月3 日、抗精神病薬の増量によるものと考えられるけいれんが発現(ジスキネジアの可能性もあり)。ジアゼパム5mg を投与し、けいれんは消失した。その後、同日午後4 時頃から呼吸微弱となり、死亡。慢性腎不全の終末期における死亡とされ、検死・剖検等は行われていない。
(2) 接種されたワクチンについて
化血研 SLO2B
(3) 接種時までの治療等の状況
慢性腎不全にて血液透析中、肝細胞癌については経過観察、認知症があり、ハロペリドールを投与していた。患者はすでにベッド上の生活となっていたが、食事は経口摂取できていた。
2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、抗精神病薬との関連が強いとし、ワクチン接種との因果関係は無しとしている。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1218-01.pdf
80代男性
・微研会HP03C(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
接種翌日発熱、接種2日後解熱、落ち着いたが、6 日後急に呼吸不全、間質性肺炎による死亡
評価不能
調査中
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1218-01.pdf
60代女性
・微研会 HP03A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 事例
60歳代の女性。大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全の患者。
11月18日、季節性インフルエンザワクチンを接種したが、特に異常はなかった。12月9日、新型インフルエンザワクチンを接種。12月13日午後7時、会話中に突然呼吸困難、チアノーゼが出現。症状が出現するまで、いつもと変わりなく元気であった。同日午後7時45分、救急搬送され、心肺停止状態。心肺蘇生をしたが回復せず、同日午後8時17分、臨床経過より慢性心不全の急性増悪による死亡と診断。
(2) 接種されたワクチンについて
微研会 HP03A
(3) 接種時までの治療等の状況
大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全(NYHAⅡ度)にて内服治療中であった。
2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、ワクチン接種から4日経過して症状が出現しており、それまで全く変わりがなかったことから、基礎疾患の急性増悪によるものと考えられるが、完全に否定できないため、ワクチン接種との因果関係を評価不能としている。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1228-01.pdf
80代女性
・微研会HP02D(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 事例
80歳代の女性。高血圧症、慢性心不全、脂質異常症等にて治療中の患者。
12月11日、新型インフルエンザワクチンを接種。ワクチン接種後は診察なし。12月13日まで、家人により特に異常は無かったとのこと。12月14日午前6時45分、自宅で着替え、こたつで呼吸停止状態の患者を家人が発見した。救急搬送されたが、同日、死亡を確認。家族の話によれば、検死にて心不全と診断されたとのこと。
(2) 接種されたワクチンについて
微研会 HP02D
(3) 接種時までの治療等の状況
基礎疾患として高血圧症、慢性心不全、高コレステロール血症、慢性胃炎、不眠あり、ニフェジピン、イミダプリル、ドキサゾシン、カリジノゲナーゼ、プラバスタチン、ラベプラゾール、アルジオキサ、オキサゾラム、エチゾラム、センナ・センナジツを投与中であり、また腰痛にて湿布を使用していた。月1回通院しており、症状は安定していた。
2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、検死にて心不全とされたことから、因果関係を関連無しとしている。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1228-01.pdf
90代男性
・微研会HP04A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
接種後夕方酸素飽和低下、翌朝心肺停止で死亡。解剖により、死因は両側性肺炎。
関連無し
調査中
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1218-01.pdf