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60代女性
・微研会 HP03A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)
1.報告内容
(1) 事例
60歳代の女性。大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全の患者。
11月18日、季節性インフルエンザワクチンを接種したが、特に異常はなかった。12月9日、新型インフルエンザワクチンを接種。12月13日午後7時、会話中に突然呼吸困難、チアノーゼが出現。症状が出現するまで、いつもと変わりなく元気であった。同日午後7時45分、救急搬送され、心肺停止状態。心肺蘇生をしたが回復せず、同日午後8時17分、臨床経過より慢性心不全の急性増悪による死亡と診断。
(2) 接種されたワクチンについて
微研会 HP03A
(3) 接種時までの治療等の状況
大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全(NYHAⅡ度)にて内服治療中であった。
2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、ワクチン接種から4日経過して症状が出現しており、それまで全く変わりがなかったことから、基礎疾患の急性増悪によるものと考えられるが、完全に否定できないため、ワクチン接種との因果関係を評価不能としている。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1228-01.pdf
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