2007年10月29日 16:22　発信地:ロックビル/米国

【10月29日 AFP】米メリーランド（Maryland）州で、大量の蚊を使用したマラリアワクチンの研究が進められている。

　ステファン・ホフマン（Stephen Hoffman）博士（58）は、毎年100万人が命を落とすマラリアを防ぐワクチンの開発のために、バイオ企業のSanaria社を創設。26日にメリーランド州ロックビル（Rockville）に製造工場をオープンした。サハラ以南のアフリカ地域の毎年2500万人の新生児が摂取できるように毎年7500万から1億本のワクチンの製造を目指すという。

　同博士は、2008年末までにはワクチンの臨床試験が行えると予想している。