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2009年12月15日19時21分
政府の新型インフルエンザ対策本部(本部長・鳩山由紀夫首相)は15日、医療従事者など優先接種対象者に限られていた新型の豚インフルのワクチンを、対象外の健康な成人にも接種することを決めた。成人の打つ回数を当初の原則2回から1回に変更したことで、ワクチンの供給に余裕が出たため、接種できる見通しがついたとしている。
新たに対象となるのは19~64歳の健康な人。1回3600円の接種費用は自己負担だが、対策本部は、住民税の非課税世帯など、低所得者に対する接種費用の負担軽減策の実施も決めた。接種時期は厚生労働省が決める方針。
政府は今年度内に、国内産ワクチンでは接種回数5400万回分(成人換算)を、海外メーカーからの輸入ワクチンは9900万回分(同)を、それぞれ確保する計画。ワクチンの調達が順調にいけば、希望するすべての国民が接種できることになる。
いまの計画では、医療従事者や持病のある人、妊婦など約5400万人(子どもは2回接種)の優先接種対象者のうち、約4300万人に国内産ワクチンを打ち、残りの対象者(高齢者)の1100万人に輸入ワクチンを接種することになっている。(野瀬輝彦)
http://www.asahi.com/national/update/1215/TKY200912150352.html
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