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2009.11.30 19:41
インフルエンザを発症後、飛び降りなどの異常行動を示した事案が、今年9月25日~11月15日までに151例報告されていたことが30日、厚生労働省の研究班のまとめで分かった。このうち、抗ウイルス薬「タミフル」や「リレンザ」の服用後に、異常行動が確認されたケースも62例あった。薬の服用との因果関係は不明という。
すでに昨シーズンの179例(うち抗ウイルス薬の服用は65例)に迫る報告数だが、同研究班は「新型インフルへの関心の高さから報告数が増えた。発生状況の傾向は大きく変わらない」としている。
151例の内訳は、リレンザを服用したケースが36例(24%)、タミフルは26例(17%)で、いずれも服用していないケースが16例(11%)。「不明」も73例(48%)と半数近くあった。いずれも17歳以下に集中しており、平均年齢は9・87歳という。
異常行動の内容は「突然走り出す」「おびえ・恐慌状態」が多かった。
製薬会社から厚労省に寄せられた副作用報告では、タミフルを服用後、女性(27)がビルから飛び降りて死亡したほか、リレンザで3例の飛び降り事案もあった。
抗ウイルス薬服用後の異常行動をめぐっては、平成19年にタミフルを服用した若者に飛び降りなどの異常行動が相次ぎ、厚労省は10代についてはタミフルの使用を原則禁止。ただ新型インフルでは、10代は重症化のリスクが高いため「使用可能」としている。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/091130/bdy0911301941006-n1.htm
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