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鐘南山氏(写真) 9日付広州日報によると、中国工程院院士で呼吸器疾病などの専門家である鐘南山氏(写真)は8日、広東省広州市内の住宅街にある衛生サービスセンターを訪れ、中国で報告されている新型インフルエンザの感染者のうち、死亡例の8割が妊娠した女性だと指摘した。地域の医療拠点で早期にタミフル投与を行うべきという。
 鐘氏によると、統計によると中国本土で新型インフルエンザに感染して死亡した人は200人を超えた。うち8割が妊娠した女性で、大部分は妊娠6カ月以上。妊娠した女性に場合、新型インフルエンザが重症化すると治療が難しく、胎児の死亡率も高い。妊娠した女性が発熱するなど新型インフルエンザと判断できる症状を示した場合、タミフルなどを投与すべきという。

 鐘氏は、地域の衛生サービスセンターが、新型インフルエンザについての高リスクの人々に関心を持つべきと提言。妊娠6カ月以上の女性、心臓病や喘息を患っている人、高い発熱が続く人、全身に痛みを感じる人、せきなど病状が1、2以内に急速に悪化した人には、タミフルを早めに使うべきと主張した。

 鐘氏によると、中国国内にあるタミフルは、全国人口の2%に相当する2600万人分。中央政府が管理するタミフルを、省や市の地方政府を通じて、農村や都市内の住宅地域の医療機関に届ける必要がある。

 広州市内では現在、風邪の症状で診察を受ける人のうち約5割がインフルエンザで、そのうち9割が新型インフルエンザという。発熱した場合、ただちにタミフル投与を受けるのが効果的であり、特に高いリスクを持つ人は、(大病院ではなく)最寄の医療機関で治療を受けられるようにすることが、感染拡大の阻止に効果的という。

◆解説◆
 鐘南山氏は中国工程院院士で呼吸器疾病などの専門家で、2003年のSARS流行時に「政府発表はごまかし」と指摘。感染が拡大した時期に最前線で治療にあたり、各地の医療チームを指導した。

 2009年に新型インフルエンザが発生してからは各地を視察し、2009年11月18日に「死者数で、わが国の発表は信じられない」と発言。地方で行われている「新型インフルエンザの可能性が高い病人が死亡した際に、あえて感染の確認を行わず、同病に絡んだ使者にカウントしない」などの手口を暴露した。

 鐘氏の告発後、地方ごとに発表する新型インフルエンザに関連する死者数が急増する例が出た。
(編集担当:如月隼人)


(※こうやってセンセーショナルに表に出てくる人物には注意を。彼は「冬本番」です。それと、タミフルは知能測定薬です。)
元記事- - - - - - - - - - -
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1209&f=national_1209_009.shtml
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