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 中国工学院院士で呼吸器疾病などの専門家である鐘南山氏(写真)は18日、広州日報の取材に対して「新型インフルエンザの死者数で、わが国の発表は信じられない」と述べた。
 鐘氏は中国各地の新型インフルエンザ多発地域を視察し、数回にわたり「新型インフルエンザの死者を隠したり、数をごまかしている地域がある」と発言したが、あらためて、「情報の透明さと公正さが感染の拡大を防ぐための大前提だ」と述べた。
 死者数のごまかしで、鐘氏が最も怒りを感じるやり口は、「(疑わしい症状による死亡者が出た場合)死後にウイルスの検査を行わない方法だ」という。新型インフルエンザのウイルスが「検出されなかった」ことになり、死者数として数えられないことになる。
 鐘氏によると、このような「ごまかし」は必ずやきわめて深刻な事態を招くことになるが、一部の地域は死者数を実際よりも少なく発表しておいて、「われわれは、インフルエンザを有効に制圧している」と説明している。
 鐘氏は「わが国で現在発表されている新型インフルエンザの死者数を、私はまったく信用していない」と断言。ただし、「重症や死亡と分かった場合、すばやく報道されている点だけは、評価できる」という。
 鐘氏によると、中国南部は2010年1-2月に感染拡大の新たなピークを迎えると考えられる。中国全体では最大で人口の20%に相当する2.6億人が感染する。入院を必要とする患者は800万-1700万人と見込まれる。
 北米などに比べて死者数が少ないため、中国では「われわれは新型インフルエンザに対する抵抗力が強いのではないか」などとの声も出はじめたが、鐘氏は「そんなことを言うのは、早すぎる。この冬、事態がどのように推移するか予測できる者などいない」と述べた。
 鐘氏には、2003年のSARS(サーズ、新型肺炎)流行時、感染が拡大した時期に最前線で治療にあたり、各地の医療チームを指導したなどの経歴がある。(編集担当:如月隼人)


(※有効に封じ込めているというのはワクチンによってという話でしょうか?それ以前からのことでしょうか?どちらにしても死者一桁でワクチンを大々的にキャンペーンするのは正気じゃない)
元記事

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1119&f=national_1119_015.shtml
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