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 13日WHOは、北米のいくつかの地域ではピークを超えたように見えるが、ヨーロッパ、中央アジア、東アジアの地域では上昇が見られると述べた。
 米国では、夏の終わりに患者が急増した南部と南東部の州では、すでにピークを過ぎている。一方で、カナダでは過去3週間にわたって西部地区から東部地区へと感染が広がっている。
 メキシコでは9月初旬から全国に渡って活発化しており、特に中部と南部において蔓延している。
 ヨーロッパと中央アジアでは、東方に向かって広がっているが、初秋に流行していたいくつかの地域(アイスランド、アイルランド、英国の一部)ではピークを超えつつある。
 WHOによると、ウクライナでの感染者の急増に関する初期段階の調査によれば、重症例の数は、他の国のパンデミックの流行と比較して、多すぎるというものではなく、パンデミックH1N1の伝染性や病毒性において、いかなる変化を示すものではないと述べた。
 WHOのヨーロッパ地域当局は昨日、調査グループがキエフに戻り、首相と大統領とでウイルスの拡大をゆるやかにするために必要な行動とワクチン接種の優先グループについて議論を行ったと述べた。
 WHOはウクライナの調査の最終的な評価については、まだ作業中であるが、ウクライナの医療施設は、インフルエンザの急増に対応する準備が十分にできていると述べた。
 ヨーロッパのインフルエンザの99%はH1N1であるが、ロシアではH3N1やH1N1のサブタイプも10%未満だが存在している。
 西アジアと、中東地域では、イスラエルやアフガニスタンといった地域で、過去3週に渡って急増している。東アジアのモンゴルでは、医療システムに重大な影響が出ている。中国と日本では増えているが、香港と北海道では平均以下となった。
 カリブの国々ではピークを過ぎ、中央アメリカ、南アメリカでは、緩やかになりつつある。南アジアと東南アジアの大部分ではネパールとスリランカを除き、減少している。南半球では唯一アルゼンチンに異常な活動が見られ、集団感染が首都において発生し続けている。
 アフリカでは最近になって初めてH1N1のパンデミックが確認された国がある。ソマリア、ナイジェリア、ブルンジである。


元記事

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/swineflu/news/nov1309global-jw.html
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