スコットランドで死亡した17歳の妊婦を含め、英国の死亡例が100人を超えたことが明らかになり動きがあった。

 主任医務官リーアムドナルドソン卿は、来週半ばから病院で、開業医は一週間遅れで、ワクチン接種が開始されると述べた。
ＮＨＳのスタッフを含め、1100万人以上の最もリスクの高いグループがワクチン接種を受けることになる。
その後、アフガニスタンに展開している軍人と女性にもワクチンが与えられる。目的は軍医への負担を軽減するためである。実際、軍で、確認はされていなが、疑わしい例があった。
大臣たちは、全人口を免疫化するオプションもまだ、あると考えており、そうするだけの十分なワクチンを注文済みである。
妊婦、基礎疾患のある者、白血病患者のような免疫力の弱いもの暮らす者、医療従事者がワクチンを受けることになる。大多数は1回でよいが、子供は2回の接種が必要である。
先週は2万7千人の新規の感染があり、その前週の1万8千人から増加している。二週毎に倍増しており、第一波よりはゆるやかである。第一波では1週毎に倍増していた。当局は、これまで37万人が英国で豚インフルに感染したと見積もっている。
4月にウイルスの流行が始まって以来、106人の英国人が死亡している。先週、入院患者の数は290人から364人に増加し、集中治療を受ける者は47人から74人に増えている。
集中治療を受けている入院患者数は、過去最高となった。その率はこれまで、概ね12から13%だったが20%に上がっておりより深刻なケースが増えている。
リーアム卿は、ウイルスが変異している兆候はないが、このことが若干懸念されると述べた。
米国においても前週、感染数の急な増加が報告されている。第一波では米国と似たような経緯をたどったため、注意深く状況をモニタしている。
266人の入院患者を調査した結果、4分の1以上が喘息患者だった。10%以上に心臓疾患があり、同じ率で糖尿病患者がいた。妊婦は6%であった。