【ワシントン共同】米国では１０月に入り新型インフルエンザの流行が本格化し、４日から１０日までの
１週間で新たに１１人の子どものインフルエンザ関連死が報告された。米疾病対策センター（ＣＤＣ）の
シュケット博士は１６日の記者会見で「この時期にこれだけ流行するのは前例がない」と警戒を呼び掛けた。

 ＣＤＣによると、インフルエンザの症状を訴え病院で受診した患者は全患者数の約６％に達し、入院も
急増。いずれも例年を大幅に上回った。

　これまでに患者から分離されたウイルスのほとんどがＨ１Ｎ１型の新型インフルエンザウイルスで、
ＣＤＣは米国の４１州をインフルエンザのまん延地域に指定した。

　一方、１０月に接種が始まったばかりの新型インフルエンザのワクチンは、製造や供給が遅れている
という。米国は国内外のメーカー５社と購入契約を結び、１０月半ばまでに計４千万本としていた当初の
供給計画を、２８００万～３千万本に下方修正した。2009/10/17 11:33 【共同通信】


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