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東京都町田市の鶴川サナトリウム病院で女性患者3人が死亡したインフルエンザの集団感染で、東京都は18日、感染者が新たに5人増えて計106人になったと発表した。新たに感染が発覚したのは71~89歳の入院患者の男女5人で、このうち4人が予防接種を済ませていた。
都福祉保健局によると、18日午後3時現在、感染者数は入院患者82人、病院職員24人の計106人。このうち入院患者24人、病院職員2人に発熱症状がみられる。入院患者の有熱者数は17日に比べると8人減っており、都は「終息の方向に向かいつつあるが、慎重に様子を見る必要がある」として感染防止策の徹底を引き続き求めていく。
インフルエンザウイルスは乾燥すると活動が活発になり、一般的な対策として室内の湿度を50~60%に保つのが有効。町田保健所は集団感染について病院から報告を受けた7日、病棟内の十分な加湿などの拡大防止策を指示していたが、13日の立ち入り検査では湿度が15%と極端に低かった。
都は感染経路の特定を急いでいるが、病棟内の湿度が低さが集団発生につながった要因の一つとみている。
入院患者と病院職員の約9割が予防接種を受けていたにもかかわらず、感染が広がったことについて、都幹部は「インフルエンザは感染力が強く、予防接種だけに頼っていては防げない。今回は発症の予防効果はあまりなかった」と指摘し、手洗いやうがいなど基本的な対策を徹底するよう呼びかけている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090118/dst0901182121009-n1.htm
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