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90代女性

・化学及血清療法研究所/SL06B(接種ワクチンメーカー/ロット番号)

1.報告内容
(1) 事例
90歳代の女性。2006 年に脳出血の既往歴があり、糖尿病を基礎疾患とする患者。
脳出血発症以降寝たきりであり、意識もほとんどない状態で入院管理となっている。経口摂取できず胃ろう造設されている。
12 月3 日に新型インフルエンザワクチンを接種。接種当日及び接種直後、特に変化を認めず、接種12 月4 日午後2 時10 分まで変わりはなかったが、同日午後2 時50 分、心停止、呼吸停止の状態で発見された。

(2) 接種されたワクチンについて
化血研 SL06B

(3) 接種時までの治療等の状況
3 年前に脳出血。糖尿病の患者。

2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、脳出血後遺症の状態は比較的安定しており、ワクチン接種後および心肺停止の直前まで状態に特に変化を認めなかった。ワクチン接種との因果関係も含め、急変、死亡の原因は不明である。したがって、ワクチン接種との因果関係を否定はできないが、正確に評価することは困難であるとしている。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1218-01.pdf 
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60代女性

・阪大微生物病研究会/HP02D(接種ワクチンメーカー/ロット番号)

1.報告内容
(1) 事例
60 歳代の女性。末期の卵巣癌で、癌性腹膜炎のある患者。
11 月20 日に新型インフルエンザワクチンを接種。12 月1 日午前3 時、全身のけいれんが出現し、医療機関に搬送されるも、約2 時間後に死亡。

(2) 接種されたワクチンについて
微研会 HP02D

(3) 接種時までの治療等の状況
卵巣癌末期で、癌性腹膜炎などがあった。医療機関に入院していたが、末期となり、自宅療養を希望されたため、退院し近医により在宅医療を受けていた。下腹部は腫瘍・腹水のため膨満しており、経口摂取困難な日は静脈内点滴注射を受けていた。末期であり脳転移等の検索は行っていない。接種時の状態及び接種後は著変なかった。

2.ワクチン接種との因果関係
全身けいれん出現時、38.8℃の急な発熱が認められた。腹壁にあった蜂窩織炎によるものと考えられ、この発熱と関連したけいれんが疑われるとし、報告医(主治医)は、ワクチン接種と関連なしとしている。接種後12 日目の死亡であったため、念のため報告したとのこと。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1218-01.pdf 
80歳代男性

・阪大微生物病研究会/HP02D(接種ワクチンメーカー/ロット番号)

1.報告内容
(1) 事例
80歳代の男性。慢性型間質性肺炎が基礎疾患としてあり、不安定狭心症にてステント留置のある患者。日常生活動作(ADL)は自立し、定期通院可能であった。
新型インフルエンザワクチン接種の14日前に季節性インフルエンザワクチンを接種新型インフルエンザワクチン接種日、朝は体温が36°C台だったが、ワクチン接種後の夜より37°C台の発熱出現し、持続するようになった。ワクチン接種後、労作時呼吸苦が増悪し、7日後に入院。胸部CT検査にて間質陰影の増強を認め、呼吸不全の状態となり、13日後に死亡された。血液検査ではKL-6の上昇を認めた。DLST提出中である。なお、検死、剖検等は行われていない。
(2) 接種されたワクチンについて
微研会 HP02D
(3) 接種時までの治療等の状況
不安定狭心症にてステント留置しており、特段の問題はなかった。慢性型間質性肺炎についてはステロイドや免疫抑制剤等の投与は行っておらず、鎮咳剤等の対症療法にて経過観察としていたが、年々進行する傾向にあった。1日3回検温を主治医から指示されていたが、ワクチン接種まで発熱は認められていなかった。
2.ワクチン接種との因果関係
報告医(主治医)は、ワクチン接種による発熱が間質性肺炎の増悪に寄与した可能性が否定できないため、ワクチン接種との因果関係を評価不能としている。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1209-02.pdf
60歳代男性

・化学及血清療法研究所/SL02A(接種ワクチンメーカー/ロット番号)

1.報告内容
(1)  事例
60歳代の男性。急性骨髄性白血病の再燃にて入院中の患者。11 月5 日より化学療法(JASLG AML201プロトコール:シタラビン、イダルビシン塩酸塩)を開始。11月17日、新型インフルエンザワクチン接種。接種時の状態は良好であり、接種後の状態も著変なく良好であった。11月末に発熱性好中球減少症を発症し、ドリペネム水和物、アミカシンの点滴静注を行ったところ偽膜性腸炎に至り、タゾバクタム・ピペラシリンナトリウム静注用及びバンコマイシン内服に切り替える等の処置を行ったが状態は改善しなかった。12月2日、感染症により死亡。
(2) 接種されたワクチンについて
化血研 SL02A
(3) 接種時までの治療等の状況
急性骨髄性白血病の再燃による入院中であり、化学療法を施行していた。
 
2.ワクチン接種との因果関係
化学療法に伴う発熱性好中球減少症と、それに引き続いて発症した偽膜性腸炎、感染症による死亡であり、主治医は、ワクチン接種との関係なしとしている。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1209-02.pdf
保健当局は土曜日、10代の韓国人1人がワクチン接種後昏睡状態に陥ったと述べた。ソウルの北45KmのPocheon市の当局によると、13歳の学生が脳溢血で入院後、9日間意識不明となっている。
彼は、最初、ワクチン接種1日後に、学校で幻覚に襲われ意識不明となっていた。当局は、ワクチンが脳溢血の原因だったかどうかは不明であるとしている。
先月には、1人の韓国の学生(身元は明らかにされていない)が、H1N1ワクチン接種3日後に脳溢血で死亡している。


元記事- - - - - - - - - - - -
http://english.yonhapnews.co.kr/national/2009/12/05/8/0302000000AEN20091205001600320F.HTML
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