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09インフル 突然死とタミフル
NPO法人医薬ビジランスセンターの分析を読売新聞が掲載
NPO法人医薬ビジランスセンター(薬のチェック) 浜 六郎
09Aインフルエンザ(いわゆる「新型」インフルエンザ)における突然死が、タミフル使用と強い関係があるとの分析結果を『薬のチェックは命のチェック』37号(2010年1月発売)に掲載し、インターネット速報版138号で速報しました。
この件に関して読売新聞(大阪本社)が注目され、取材がありました。その後の補足集計結果も踏まえて、この結果が12月27日(日曜日)の朝刊に掲載されました(13面くらし・健康・医療欄)。
2009年12月15日21時51分掲載
インフルエンザについての唯一の有効な医薬と宣伝されたタミフル(とその類似物)の、有効性を示すとされたそもそもの学術論文がでっち上げであったことが最近暴露された。これは、イギリスの医学雑誌(British Medical Journal、BMJ)の2009年12月8日号に発表された報告である。(バンクーバー=落合栄一郎)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200912152151252
12月8日(ブルームバーグ):非営利団体コクラン共同計画によると、スイス製薬大手ロシュ・ホールディングのインフルエンザ治療薬「タミフル」は、健康な成人をインフルエンザの合併症から守ることができない可能性がある。コクランは今回の再調査で、タミフルはインフルエンザ合併症の肺炎や重度の病気予防に効果があるとしていたこれまでの見解を覆した形だ。
因果関係「否定できない」と発言
厚労省担当官
その結果、安全対策課担当官は、2度タミフルが使われ2度とも呼吸障害を起こして死亡した5歳の子については、「因果関係が否定できない」と認めました。
医学的には、2度の使用で同じことが生じた場合は、それだけで因果関係は「確実」と判定します。それが動物実験でも確認されればさらに確実性が増します。しかし、厚生労働省は、因果関係について、これまで「確実」とか「ほぼ確実」「可能性が高い」との判断をほとんどしてきていません。因果関係がかなり高い場合でも「因果関係は否定できない」との表現をこれまでにとってきました。
したがって、今回の「因果関係は否定できない」は、厚生労働省が「タミフルと突然死の因果関係を認めた」ということに等しいと解釈できるでしょう。
この発言に至る経過は、以下のとおりです。